胃・十二指腸潰瘍
胃・十二指腸潰瘍とは、胃や十二指腸の粘膜が深く傷つき、えぐれたような状態になる病気です。みぞおちの痛みや胃の不快感で受診され、「潰瘍ができています」と説明を受けて驚かれる方も少なくありません。
軽い胃炎と違い、潰瘍は粘膜の深い部分まで傷が及んでいる状態です。適切な治療を行わないと、出血や穿孔-胃や腸に穴があくこと-など重い合併症につながる可能性もあります。
光星メディカルクリニックは、北海道札幌市東区北12条東7丁目、地下鉄東豊線「東区役所前駅」4番出口より徒歩1分、東区役所となりのメディカルセンター光星2Fにあります。内科・消化器内科を中心に、地域の皆さまのかかりつけ医として、胃の痛みや消化器症状の診療を行っています。
「ただの胃痛だと思っていた」という方の中に、潰瘍が見つかることもあります。気になる症状があれば、早めにご相談ください。
胃・十二指腸潰瘍の症状について
主な症状
- みぞおちの痛み
- 空腹時の胃の痛み
- 食後の痛みや不快感
- 胸やけ
- 吐き気
胃潰瘍は「食後に痛む」ことが多く、十二指腸潰瘍は「空腹時や夜間に痛む」ことが多いといわれています。ただし、個人差があります。
注意が必要な症状
- 黒い便が出る(タール便)
- 吐血
- 急に強い腹痛が出る
これらは出血や穿孔を疑う症状で、緊急対応が必要です。強い症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
胃・十二指腸潰瘍の原因について
ピロリ菌感染
ヘリコバクター・ピロリという細菌が胃に感染すると、慢性的な炎症を起こし、潰瘍の原因となることがあります。日本では中高年層に比較的多い感染です。
ピロリ菌は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の重要なリスク因子のひとつです。
薬剤
- 鎮痛薬
- 解熱鎮痛剤
- 一部の抗炎症薬
これらは胃粘膜を傷つけることがあり、長期使用で潰瘍ができることがあります。
ストレスや生活習慣
- 強い精神的ストレス
- 過度の飲酒
- 喫煙
- 不規則な食生活
これらも粘膜防御機能を弱め、潰瘍を起こしやすくします。
胃・十二指腸潰瘍の種類について
胃潰瘍
- 胃の内側に潰瘍ができる
- 中高年に多い傾向
十二指腸潰瘍
- 胃の出口に近い十二指腸にできる
- 比較的若い世代にもみられる
それぞれ症状の出方や再発の傾向が異なることがあります。
胃・十二指腸潰瘍の検査について
当院では、症状や既往歴を詳しくうかがったうえで、次のような検査を行います。
- 血液検査
- 便潜血検査
- ピロリ菌検査
潰瘍が疑われる場合や、出血の可能性がある場合には、胃カメラ検査が必要です。当院では連携医療機関をご紹介し、精密検査を行っていただきます。
ピロリ菌が確認された場合は、除菌治療を検討します。
胃・十二指腸潰瘍の治療法について
胃酸を抑える治療
- プロトンポンプ阻害薬など
- 胃の粘膜を保護する薬
これらにより、潰瘍の治癒を促します。
ピロリ菌除菌
- 抗菌薬と胃酸抑制薬を一定期間内服
- 除菌後に再検査
除菌が成功すると、再発リスクを下げられる可能性があります。
生活習慣の改善
- 禁煙
- 節酒
- 規則正しい食事
- ストレス管理
症状が落ち着き、潰瘍が治癒した状態を「寛解」と呼ぶことがありますが、再発予防のための管理が重要です。
胃・十二指腸潰瘍についてのよくある質問
Q1. 潰瘍はがんになりますか?
A1. 潰瘍そのものが必ずがんになるわけではありません。ただし、胃がんと紛らわしいことがあるため、内視鏡での確認が重要です。
Q2. 痛みがなくなれば治ったと考えてよいですか?
A2. 症状が改善しても、潰瘍が完全に治癒していない場合があります。医師の指示に従い、内服を継続してください。
Q3. 市販薬で様子を見てもよいですか?
A3. 一時的に症状が軽くなることはありますが、潰瘍がある場合は適切な治療が必要です。長引く症状は受診をおすすめします。
院長より
胃や十二指腸の痛みは、「そのうち良くなるだろう」と我慢される方が多い症状です。しかし、潰瘍が背景にある場合、放置すると出血など重い合併症につながることがあります。
光星メディカルクリニックでは、札幌市東区の皆さまの健康創造パートナーとして、胃・十二指腸潰瘍の早期発見と再発予防に取り組んでいます。
「忙しくて受診できなかった」
「痛み止めを飲み続けている」
こうした方こそ、一度ご相談いただきたいと思います。
私たちは、患者さんのお立場に立ち、じっくりお話をうかがい、治療方針についてもご納得いただけるまで丁寧にご説明します。必要に応じて専門医療機関と連携し、安心して治療を受けていただける体制を整えています。
東区役所前駅から徒歩1分、駐車場もございます。胃の痛みや不安がある方は、お気軽にご来院ください。
